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デリケートゾーンの黒ずみにハイドロキノンは使える?効果と安全性を調査! 2019年9月

更新日:

デリケートゾーン黒ずみハイドロキノン

デリケートゾーンの黒ずみについて調べていて「ハイドロキノン」という名を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

ハイドロキノンには、紫外線による損傷から皮膚を守ったり、黒ずみの原因であるメラニン色素を作らせないようにするはたらきがあります。

その美白効果から「肌の漂白剤」とも呼ばれるハイドロキノンは、高い効果が期待できるからこそ、使用には安全を心がける必要があります。

この記事ではデリケートゾーンに対するハイドロキノンの使い方や安全性など、役立つ情報を調べてみました。

誰にも言えない…デリケートな黒ずみ問題

黒ずみは身体のあらゆる部分に生じます。どこに黒ずみが出来てももちろん気になるものですが、女性なら特に気になる、絶対にキレイにしておきたい部分はありますよね。

黒ずみが生じやすい場所、女性がとくに深刻に悩んでいる部位はおそらく同じではないでしょうか。
人に言えない、見せられないと悩む女性が多い、身体のなかでもとくにデリケートな場所。

今回の記事では、デリケートゾーンのような場所の黒ずみに対してハイドロキノンは使用できるのか、という視点で調査しています。

女同士でも見せられない!乳首や脇の黒ずみ

黒ずみの問題でとくにお悩みの声が多いのは、陰部やその周囲を含むデリケートゾーン、お尻、乳首や脇といった場所が挙げられます。

これらに共通するのは、他人に見せるのが恥ずかしい場所であること。異性はもちろんのこと、同性の目も気になる場所ですよね。

だからこそ、仲の良い友達同士でも気軽には相談できず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ケアが難しいVIOの黒ずみはどうすればいい?

なかでももっとも悩みが深刻なのは、いわゆる「VIOゾーン」を含むデリケートゾーンの黒ずみ。

見せる機会はもちろん、見る機会もほとんどないため、他の女性がどのような色をしているのかという「普通」が分かりにくく、一人で悩んでしまう傾向にあります。

皮膚が弱い場所でもあるため、気軽にケアできないのも悩みの種といえるでしょう。

デリケートゾーンの黒ずみにハイドロキノンは使用できる?

「肌の漂白剤」とも呼ばれるハイドロキノン。高い効果を示すぶん、肌への負担が気にかかります。

ハイドロキノンをデリケートゾーンに使用することは禁止されてはいません。しかしデリケートゾーンは非常に肌が敏感な部位。必ず身体の他の部位で試してから使用してください。

ハイドロキノン自体も管理が難しい薬なので、医師の管理・指示のもと使用するのが望ましいといえます。

まずはハイドロキノンの役割や特徴について詳しく知っていきましょう。

美白効果の高い「ハイドロキノン」って何?

ハイドロキノンは、紫外線による損傷から皮膚を守るはたらきがあり、シミやくすみの除去をはじめとした、肌の漂白を目的とした治療にも用いられています。

さらに注目すべきは、皮膚の黒ずみの原因であるメラニン色素の生成を抑える効果。

メラニン色素を生み出す元であるメラノサイトに直接アプローチできるハイドロキノンは、黒ずみケアにおいて心強い存在なのです。

ハイドロキノンはあくまで治療薬

ハイドロキノンは治療を目的とした医薬品であり、予防を目的としたビタミンC誘導体やアルブチン、トラネキサム酸など医薬部外品の美白有効成分とは異なります。

一部の化粧品や美白クリームにも美白成分として含まれていることがありますが、低い濃度のハイドロキノンがごく少量含有されているに過ぎません。

ハイドロキノンそのものは治療薬の意味合いが強く、2%より高い濃度のハイドロキノンは病院での処方が必要です。

近年では、各企業が開発した刺激の少ない「新型ハイドロキノン」配合の商品も増えていますが、皮膚科や美容皮膚科できちんと処方を受け、医師の管理のもと医薬品としてのハイドロキノンを使用するほうが高い効果が期待できます。

トレチノインハイドロキノン療法って何?

トレチノインは、ビタミンA誘導体の一種で、角質にあるメラニン色素を剥がしたり、ターンオーバーを促進することで深層にあるメラニン色素(沈着した黒ずみ)を浅いところにひっぱり出す効果があります。

このトレチノインを使用する際に、メラニンの生成を抑えるハイドロキノンと併用することで、新しいメラニン色素が生まれないうちに古いメラニン色素を追い出してしまいます。

こうして、メラニン色素の少ない、キレイで健康的な肌に置き換える治療を「トレチノインハイドロキノン療法」といい、シミやそばかすなどの治療に用いられています。

メラニン色素を作らせない・沈着させないというダブル作用で、高い効果が期待できます。もちろん医師の指示のもと行われる治療法です。

デリケートゾーンの黒ずみにトレチノインの併用は危険

トレチノインハイドロキノン療法はとても理にかなっていて、一見すると黒ずみ解消に適した良い方法のように思えます。

しかしデリケートゾーンに使用するには注意が必要で、むしろ「危険」という認識を持っておいても良いでしょう。
その理由について、トレチノインの役割や効果、デリケートゾーンの特性を踏まえて説明します。

トレチノインはデリケートゾーンにとって刺激が強い

トレチノインは皮膚のターンオーバー(生まれ変わり)のペースを早めるため、もっとも表層の皮膚がどんどん剥がれ落ちていきます。

シミやくすみの治療であれば、この「剥がれ」が重要なのですが、皮膚や粘膜が薄くなることでデリケートゾーンはダメージを受けやすくなります。

新陳代謝の高まりによりかゆみも生じやすく、デリケートゾーンには刺激が強すぎます。

デリケートゾーンは皮膚や粘膜にしっかりと守られていなければならない部分なので、トレチノインを使用する場所としては向かないのです。

ハイドロキノンだけ使用する際の注意点

ハイドロキノンはあくまでメラニンを生成するメラノサイトのはたらきを抑えることが役割であり、代謝に作用せず、デリケートゾーンへの使用も禁止されてはいません。

ただし、ハイドロキノンも刺激が強い薬であり、アレルギーを持つ方もいるため、先述したように使用の際には注意が必要です。

身体のなかで、皮膚の強い部分(腕など)で試して安全を確認したあと、まぶたで試してみましょう。

まぶたはデリケートゾーンの次に皮膚が弱い部分なので、まぶたに使っても問題ないことを確認できたら、デリケートゾーンに使用してみても良いでしょう。

安全性を考えるなら医薬部外品を。しかし…。

トレチノインはビタミンA誘導体の一種で、その形態により名称が異なります。「トレチノイン」というのは、医薬品に分類されているもっとも強い形態の薬品です。

「レチナール」「レチノール」と順に強度は弱まり、レチノールのレベルになると市販されているコスメや一部の医薬部外品にも含まれます。

レチノール以上に弱まると黒ずみケアにはあまり効果が期待できませんが、デリケートゾーンにはさらに弱い「レチニルエステル系」、いわゆるパルチミン酸レチノールや酢酸レチノールのレベルでないと使用できません。

トレチノインはデリケートゾーンに使用するべきでないと割り切ったほうが良いでしょう。

デリケートゾーンの黒ずみにハイドロキノンを使うなら医師に相談しよう

黒ずみの正体であるメラニン色素の生成を抑えるハイドロキノンは、黒ずみの美白に効果が期待できます。

より安全に、より確実に効果を出すためには、濃度の低い市販品を自己流に使用するのではなく、医薬品としてのハイドロキノンを使用することが望ましいでしょう。

きわめて皮膚が弱いデリケートゾーンに使用するには、さまざまな注意が必要ですので、医師の指示、処方に従いって使用することをおすすめします。

思い切って皮膚の専門医に相談してみることで、黒ずみ治療の新たな可能性が開けるかもしれませんよ。

ハイドロキノンは医薬品なので処方箋が必要

繰り返しお伝えしているように、ハイドロキノンは美白効果が期待できる医薬品であり、2%の濃度を超えるものは医師の処方箋が必要です。

酸化しやすく保存が難しいという特性、肌への刺激や発がん性(高い濃度で使用し続けた場合に考えられる副作用)といった副作用の存在もふまえると、専門家の助言は不可欠。

医師の指示・管理のもと「治療」として黒ずみのケアに取り組むには高い効果が期待できるお薬であるといえます。

通院していれば万が一の場合も医師に相談できる

ハイドロキノンは、人によってはかぶれかゆみといった刺激を感じる場合があります。

またハイドロキノン濃度が5%を超えるものを使用すると皮膚が白くなりすぎることで、白斑が生じるリスクが高まり、継続して使うには細かな調整が必要なお薬です。

もしもハイドロキノンが肌に合わなくても「美白」目的で通院していることを伝えていれば、医師は必ず他の方法を提案してくれます。

ただし美容目的の場合、健康保険の適用外になるので診察代や治療薬代の負担額はかなり高額になりますので注意しておきましょう。

今回ご紹介したトレチノイン同様、美白を目的とした薬は扱い方が難しいもの。皮膚科や美容皮膚科で専門家に相談をした上での使用をおすすめします。

脱色治療やレーザー治療など選択肢が広がる

専門の病院では、デリケートゾーンの黒ずみに対して様々な治療を行っています。

Vラインの黒ずみにおすすめするのは、レーザー治療でのホワイトニング。クリニックによっては、乳首美白やお尻の中央(皮膚が強い部位)の美白に対し、瞬間的に効果を発揮する脱色治療も行われています。

レーザーの照射ができないIラインには、手術という手段もあります。黒ずみを切除するほか、誰にも言えない悩みを解決する機会になりますよ。

黒ずみの原因のひとつ「下着や生理用ナプキンの蒸れ」がひどい方には、汗を抑える「ボトックス注射」を打つことで解決できる場合もあります。

脱毛の刺激が原因ならば、VIO脱毛を受けるのも選択肢のひとつ。

さまざまな専門的治療がありますので、ひとりで悩まず医師に相談しましょう。

デリケートゾーンの黒ずみケアでハイドロキノンを使うなら皮膚科に

黒ずみの原因であるメラニン色素の生成を抑えてくれるハイドロキノン。デリケートゾーンの黒ずみ解決に有効な医薬品です。

扱いの難しいお薬であることに加え、高い効果ゆえの副作用もありますので、皮膚科を受診し医師の指示のもと使用しましょう。

デリケートゾーンの黒ずみは、友人にも相談しづらい問題のはず。だからこそ一人で抱え込まず、専門家に見てもらうことで適切な治療を受けてほしいものです。

勇気を出して、黒ずみで悩まない笑顔いっぱいの人生を手に入れてくださいね。

この記事のまとめ

  • デリケートゾーンの黒ずみで悩む女性は多い
  • ハイドロキノンは美白剤として高い効果を持つ医薬品
  • トレチノインと併用して使用するとなお効果があるが、使用には注意が必要
  • ハイドロキノンでしっかり美白したいなら皮膚科へ
  • 皮膚科に行けば、黒ずみ治療方法の選択肢が広がる可能性も
  • この記事を書いた人
kaori Shiraishi

kaori Shiraishi

京都府出身、美容ライター。 20代後半で結婚、翌年に出産を経験して、体型を戻すことに苦労する。過度のダイエットで体調を崩したり、リバウンドをしたり、肌荒れが酷くなった経験を元に、健康的な美人を目指す生活を実践。3年かけて出産前の体重を下回ることに成功。その後、肌荒れ改善や独自の美容論を実践して、美容ライターに転身する。

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